2016年にフルマラソンデビューをしてから、コロナでお休み期間を挟みつつ毎年フルマラソンに出るのを冬の恒例としていたランナーでしたが、2024年6月に足首を骨折。
綺麗にポッキリと折れていたのだけども、骨折経験がないためひどい捻挫だと思って駆け込んだ診療所で「手術ですね」と一言。
人生初手術。
その時は「え、まじか」と若干の混乱もありランニングいつ復帰できるのかなんて考える余裕もなく入院。
当日緊張しつつも、全身麻酔で恐怖を感じることもなくサクッとプレートと8本のスクリューが足首にぶち込まれました。

手術したのは右足首の外側の骨部分。
あとで聞かされた話では、細かいヒビも一箇所あったようですが素人目にはレントゲン写真をみてもわからない程度でした。
ここから、足首骨折手術からのランニング復帰→フルマラソン復帰までの経過を記録していこうと思います。
当たり前ですが、先生に聞いても「いつ走れるのか」、など明確な答えは返ってきません(そりゃ個人差が大きいわけですし、年齢、性別によっても変わってくる、それに整形外科の先生は骨折治療のプロではあってもランニングの専門家ではないのです)
退院してから暇をみてはランナーの骨折記録を見て、自分はどういったケースに当てはまるのかを考え続けたのですが、なかなか情報も少なくせっかくなので残しておこうと思った次第(もう2度と、骨折はしたくないのだけども)
▼手術〜ランニング再開まではこんな感じ
- 6月27日 手術
- 7月3日 1/3の体重をかけて歩行開始(両松葉杖)
- 7月9日 1/2の体重をかけて歩行開始(両松葉杖)
- 7月17日 2/3の体重をかけて歩行開始(両松葉杖)
- 7月24日 全体重の加重許可が降りる(片松葉杖)
- 7月27日 パーソナルトレーニング開始(片松葉杖)※以降、週2回で筋トレ開始
- 8月9日 片松葉杖なしで歩行開始
- 9月4日 ランニング再開(2km 6:50/kmペース)
手術後、何に驚いたかってわずか1週間ほどで加重をかけるリハビリスタート。
「体重の30%ぐらいをかけてください」と言われたものの恐怖心でほとんどかけられてなかったかもしれません。
そして、職場のご好意で骨折後は完全在宅にさせてもらっていたため、通院以外は家に引きこもり。家の中を松葉杖でのっそり歩くぐらいだったので加重をかけてのリハビリはほとんどできてなかったようにも思います。
ここから7月27日の全体重OKの許可がでるまでこの生活だったため、案の定筋肉がごっそり持っていかれました。
数年かけてランニングで仕上げていたふくらはぎのシシャモ筋肉は0%。骨と皮膚と脂肪っというのが目視確認でき、ふくらはぎの肉が風でそよぐのでは?っと感じるほど。
筋肉もなくなり、足首の可動域もなくなっため、歩く速度は牛歩スピード。筋肉がなくなることにより、地面がふわふわしている感覚で骨折前の歩行速度を忘れてしまってる感覚。
この頃、痛みで走れないというよりは、「歩くので精一杯なのに走るなんて」という感じ。
絶望的に筋肉が無くなったふくらはぎを見て、ちょっと病的なだなっとも感じたので速攻パーソナルジムを契約しました。
なぜパーソナル?っという面では、
- 筋トレは元々やっておらず、一人では知識不足を感じた
- 走る・登山以外の運動が苦手、一人ではモチベーションが保てない気がした
- 筋肉がなく足元がふらつく中で一人で筋トレは危険も感じた
- 病院のリハビリはあくまでも最低限、これでは筋力戻らないという焦燥感
ひきこもり生活で足以外の筋力も落ち、体力低下も感じていたのでランニング再開前のパーソナルジムはよき選択だったなと今振り返っても感じています。
ランニングを再開したのは、術後約2ヶ月後、パーソナルトレーニングを初めて1ヶ月後といった時期でした。
まっすぐ歩けるようになった、足首の硬さからなかなかスムーズにいってなかった階段もやっとスピードアップして下れるようになったというのもあります。
走った感想としては、痛みもなく「あ、いけるな」という感じ。
一方で、傷口が足首のところにあるので着圧のランニングソックスを履くと走ってる時に傷口が「ソワソワ」する、そしてちょっとかゆいなんてことはありました。でもまあ、走るのに障害になるほどではない。
でも心拍の低下と、体もなかなかに重たく気持ちいランニングからは程遠いランニング再開となりました。
そこから12月までの走行距離はこんな感じ。
- 2024年9月 13.1km
- 2024年10月 16.2km
- 2024年11月 50.9km
- 2024年12月 63.1km
なかなか以前のように足も動かないこともあり、ランニングへの気力が削がれて9月、10月はかなり低調でした。
ただし、その間もせっせとパーソナルトレーニングに通い筋力回復に努めていました。
そうしたことで、足の筋肉は無事に回復・・・を通り越して骨折以前の筋肉量へ。その前はランニング以外してこなかったのであたり前と言えば当たり前なのですが・・・。
それが実感できたのは12月、1kmのペースが5分30秒で気持ちよく走れるようになってきたのです。(ちなみに私のフルマラソンベストは3時間55分。ここ数年はタイムが全く伸びず4時間30分を切ることすら難しくなってました)
ここで初めて、諦めていたそのシーズンのマラソン大会出場が見えてきました。(→走っていて楽しい感覚が戻ってきた)
ただし、この時点でもはや12月。3月前半ぐらいまでの大会はほとんどエントリーを締め切っており、選択肢はあまりなく、暑いのを覚悟で3月末の佐賀さくらマラソンにエントリー。
目標は無理をせず完走で、あわよくば5時間ぐらいで走れたらいいなー、という感じ。
この時点で1日あたりの最大距離が10kmだったのでまだまだ長距離には不安がありました。(ちなみに、足の痛みで言うをまったくといっていいほどありませんでした)
フルマラソン出場を決めた1月から3月までの走行距離はこんな感じ。
- 2025年1月 114.7km
- 2025年2月 118.1km
- 2025年3月 168.7km
12月に「いけるな」っと思ってから走る意欲が増して月間100kmをクリアできるようになりました。
筋力は筋トレのおかげで十分に戻り、蹴り出しにかつてないほどの安定感が出て、コロナ以降体が重くて走るのが楽しくないなーって思う期間が続いていたのですが、それが払拭されるほどに走るのが楽しくなった。
走りながら体をコントロールできてる感(言葉で表現するのが難しいのですが、地面を蹴って体を進めているなというのを感じられる感というか・・・)。
1月の走行記録

1月1日の正月ランで富士河口湖を一周、前日宴会してお酒も飲んだのに体もよく動き、22km走破。
骨折以降初のハーフの距離を痛みなく走れたことでより自信に。さらに1月19日に6:03/kmのペースで20km走れたことで、フルマラソンの完走は「まーいけるかな」と確信。
2月の走行記録

2月16日に多摩川河川敷のハーフマラソンへ。ここで5:40/kmペースで走り切れました。
骨折前からタイムは落ちまくっていたので、なんならここ数年で一番いいハーフマラソンのタイム!
持久力は走り込みが足りてないのもあり、まだ戻ってる感じがしないのですが筋トレのおかげで筋力がましスピードアップにつながったのかなと。
まさに怪我の功名・・・骨折してなければ嫌いな筋トレを始めてる可能性はゼロに近く、なんか走れないなーっとランニングに対しての意欲も上がらないままの日々を過ごしていたと思います。
でもまあ、こうなると欲が出てくるわけです。
約1ヶ月前で好調、ワンちゃん佐賀さくらマラソンまでにサブフォーいけないかね・・・?っと。
3月の走行記録

はい、現実はそんなに甘くはありません(笑
佐賀さくらマラソン、4時間4分!
サブフォーこそかないませんでしたが、完走目標からの4時間4分は十分な結果だったかなと。
走った後も骨折した足は痛みもなく(もちろん全身は筋肉痛)、骨折の影響はなし。
走り込みできるのがあと2ヶ月確保できれば、サブフォーもいけたかなーという感覚を得ることができました。
ちなみに骨折前の2024年大阪マラソンは4時間36分、2024年あおもりマラソンは4時間46分、骨折後の方がタイムが良い結果に!
これは間違いなく筋トレのおかげだと思ってます。
ランナーなんだから走って鍛えられる筋肉以外必要ない!って思っていた過去の自分にさっさと筋トレを始めなさいと教えてあげたい(笑。
以上、骨折からフルマラソンの記録でした。
フルマラソン完走時に足首にはまだプレートも、スクリュー8本も入ったままでした。生活に支障がないかと言うとあぐらはかけないし、足首の可動域も80%ぐらいなのでなかなかに不便。
2025年6月(骨折からちょうど1年)に手術でこれらは除去しました。次はそのあとのランニング復帰までの道のりを記録しようと思います。
<余談>
骨折からのランニング復帰を支えてくれたシューズ。
On Cloudsurfer Next (オンクラウドサーファーネクスト)
シューズは薄ければ薄いほど好みのタイプなんですが、足首を負傷してから足回りが不安で不安で。
色々と試し履きをして骨折後はクラウドサーファーを頼りにさせてもらいました。
ふかふかしすぎず、それでいて程よいクッション性が決めてになりました。
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